エアロノーティカルプレス - Avianews

2020年6月、Avianewsの創設者であり発行人であるFernand Françoisは、Resilient Aviation (Blue Sky)に掲載されたゲスト記事の中で、非常に上品に自身の雑誌の歴史を表現しています。

"私は幼い頃から飛行機に魅了されていました。実家の近くにあったお城のオーナーが、SV4スタンプという複葉機で定期的に庭の上を曲芸飛行していたんです。

ブリュッセルのアカデミー・デ・ボザールで商業美術の学位を取得した後、マーケティングの道に進み、幸運にもベルギーで自分の広告会社をすぐに設立することができました。1969年、私は給料と銀行からのローンを合わせて、ベルギーのグリムベルゲン飛行場でプライベートフライトのレッスンを開始しました。

当時、プライベート航空は黎明期にあり、フライングクラブやパイロットスクールは生き残りをかけて奮闘していました。そこで私は、Avianewsという2色刷りのニュースレターを創刊することを思いつきました。印刷版は飛行学校の広告で賄うが、私は地元の航空関連企業、つまり初期のFBOや小さな航空機整備工場などからの支援を集めることに成功したのである。同じ頃、1973年5月、私は幸運にも最初の飛行機を購入することができました。

数ヵ月後、Avianewsは、航空輸送、軍事航空、防衛・宇宙技術を扱う、英語とフランス語の2版を持つフルカラー雑誌、Avianews Internationalに発展しました。私は出版社兼編集者でした。この雑誌は、フランスとベルギーの新聞販売店や図書館で売られていました。当時は予算も豊富で、冷戦が終わり（1991年）、ベルリンの壁が崩壊するまで、航空関係の出版は盛んに行われていました。しかし、1946年から続くスイスの老舗月刊誌「インターアビア」をはじめ、フランスやヨーロッパの航空雑誌が閉鎖された。私はAvianewsをブリュッセルの印刷会社に売りましたが、その印刷会社は私にお金を払わず、創刊号で倒産してしまいました。私は資金を失いましたが、少なくとも支払能力はありました。

そこで、私は早速名刺を注文した。「フェルナン・フランソワ、アビエーション・コンサルタント」。そして、ブリュッセル空港のアベラグ・アビエーション社の協力を得て、最初のコンサルティング・プロジェクトが実現したのです。..."

フェルナン・フランソワは、後にEBAA（欧州ビジネス航空協会）のCEOに就任し、ビジネス航空専門誌『BART』を発行して大成功を収めた。